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トランプ氏の電話内容「不適切」と米高官 ホワイトハウスは公式アカウントで攻撃
2019年11月20日
ドナルド・トランプ米大統領の弾劾調査の公聴会が19日、連邦議会下院情報委員会であった。トランプ氏とウクライナ大統領の電話首脳会談を直に聞いていた高官が、その内容について「不適切」だと感じ、「呆然(ぼうぜん)とした」と証言した。
高官は、米国家安全保障会議(NSC)のウクライナ担当をつとめるアレクサンダー・ヴィンドマン陸軍中佐。軍服姿で証人席に座った。
ヴィンドマン中佐は、トランプ大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との電話で、ジョー・バイデン前副大統領に関する捜査を求めたと証言した。
その上で、「耳にしたことが信じられなかった」と述べた。
NSC高官の中佐が公聴会で、トランプ大統領の通話内容について証言している最中、ホワイトハウスの公式ツイッター・アカウントは、中佐の元上司がヴィンドマン氏の判断力を疑問視する内容とツイートした。
「不適切と弁護士に報告」
電話会談は7月25日にあった。中佐はその内容を、職務として耳にしていた政府高官の1人だった。
ヴィンドマン氏はさらに、「想定し得る最悪のウクライナ政策が展開されていることに、ショックを受けていたと思う」とし、こう続けた。
「大統領が政敵の捜査を要請、要求するのは不適切だ。特に、完全に公正な捜査がなされるかが怪しい外国に対して行い、それが明るみに出たときに大きな影響をもつものであれば」
ヴィンドマン氏はのちにNSCの弁護士に、「不適切」な会話があったと「義務感から」報告したという。
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