ミャンマー国内の少数派、ロヒンギャの人たちに対する迫害の問題で国際司法裁判所への提訴を受けたミャンマー政府は、事実上の国のトップであるアウン・サン・スー・チー国家顧問が弁護団を率いることを明らかにしました。
ミャンマー西部では、少数派のイスラム教徒ロヒンギャの武装勢力と政府の治安部隊との衝突をきっかけに、70万人を超えるロヒンギャの人たちが隣国バングラデシュへの避難を余儀なくされています。
この問題で、西アフリカのガンビアは今月11日、イスラム教の国と地域でつくるイスラム協力機構を代表して、ミャンマーの治安部隊が大量虐殺に相当する行為を行った疑いがあるなどとして、国際司法裁判所に提訴していました。
これに対して、ミャンマー政府は20日夜、事実上の国のトップであるアウン・サン・スー・チー国家顧問の率いる弁護団が、法廷のあるオランダのハーグに派遣されると発表しました。
国際司法裁判所は、来月10日から12日にかけて両国からヒアリングを行うことにしています。
ミャンマー政府はこれまで、国際社会からの批判に反発し続けていますが、スー・チー氏率いる弁護団がどのような主張を展開するのか注目されます。
ロヒンギャ迫害の問題では、人道に対する罪などを裁く国際刑事裁判所も正式な捜査の開始を決めましたが、ミャンマー政府は裁判所設立を定めた条約に加盟していないことを理由に、その権限は及ばないという考えを示しています。
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191121/k10012184961000.html
ミャンマー西部では、少数派のイスラム教徒ロヒンギャの武装勢力と政府の治安部隊との衝突をきっかけに、70万人を超えるロヒンギャの人たちが隣国バングラデシュへの避難を余儀なくされています。
この問題で、西アフリカのガンビアは今月11日、イスラム教の国と地域でつくるイスラム協力機構を代表して、ミャンマーの治安部隊が大量虐殺に相当する行為を行った疑いがあるなどとして、国際司法裁判所に提訴していました。
これに対して、ミャンマー政府は20日夜、事実上の国のトップであるアウン・サン・スー・チー国家顧問の率いる弁護団が、法廷のあるオランダのハーグに派遣されると発表しました。
国際司法裁判所は、来月10日から12日にかけて両国からヒアリングを行うことにしています。
ミャンマー政府はこれまで、国際社会からの批判に反発し続けていますが、スー・チー氏率いる弁護団がどのような主張を展開するのか注目されます。
ロヒンギャ迫害の問題では、人道に対する罪などを裁く国際刑事裁判所も正式な捜査の開始を決めましたが、ミャンマー政府は裁判所設立を定めた条約に加盟していないことを理由に、その権限は及ばないという考えを示しています。
NHK NEWS WEB
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