ローマ時代の地下集団墓地を発見
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20191114/3020003249.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
金沢大学などの研究グループは、エジプトのカイロ近郊の「サッカラ遺跡」で、
ローマ帝国時代のものとみられる地下集団墓地を発見したと発表しました。
これは、金沢大学・新学術創成研究機構の河合望教授が13日、記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、河合教授を隊長とする金沢大学や国立科学博物館などの研究グループは、
エジプトのカイロの南およそ50キロの「サッカラ遺跡」を発掘し、地下集団墓地を見つけました。
1世紀から2世紀にかけてのローマ帝国が、エジプトを支配していた時代のものとみられ、
河合教授によりますと「サッカラ遺跡」から、この時代の地下集団墓地が見つかったのは初めてだということです。
墓地の中からは、当時埋葬された数十体のミイラや遺骨が見つかったほか、
女神の姿が刻まれた石碑やローマ帝国各地で崇拝された陶器製の女神像も出土しました。
河合教授は「ローマやギリシャの文化が、どのようにエジプトに融合したかが分かる貴重な発見だ」
と話していて、現地で発掘作業を継続するとともにミイラの分析も進め、
埋葬者など当時の時代背景をさらに詳しく調査したいとしています。
11/14 10:50