https://www.bbc.com/japanese/50400151
ボリビアの上院副議長、暫定大統領就任を宣言 憲法裁が承認
2019/11/13
南米ボリビアで12日、エボ・モラレス前大統領の辞任を受け、ヘアニネ・アニェス上院副議長が暫定大統領への就任を議会で宣言した。モラレス氏は、10月の大統領選での不正疑惑をめぐる批判が高まったため、メキシコに亡命した。
ボリビアの憲法では、大統領不在の場合は副大統領、上下院議長の順で代行することが定められている。
アルバロ・ガルシア・リネラ副大統領とアドリアナ・サルバティエラ上院議長、ヴィクトル・ボルダ下院議長が全員辞任したことから、アニェス氏は、憲法に基づき、暫定大統領に就任するのは自分だと主張。早急に新たな選挙を実施すると誓った。
アニェス氏は「大統領と副大統領が完全に不在となっていることから(中略)憲法の規定で予測されている通り、上院副議長として、私は直ちに暫定大統領に就任する」と述べ、反モラレス派の議員は拍手で歓迎した。
同国の憲法裁判所も、アニェス氏の暫定大統領就任を承認した。
モラレス派議員がボイコット
しかし、議会の過半数を占めるモラレス前大統領が率いた社会主義運動党(MAS)の議員がボイコットしたため、暫定大統領の承認に必要な定足数には満たなかった。
この日、自分の命が危険にさらされているとしてメキシコへと亡命したモラレス氏は、アニェス氏は「クーデターを利用した右派上院議員」だとして、暫定大統領への就任宣言を非難。辞任に追い込まれたことは「史上最も卑怯で、最も非道なクーデター」だとツイートした。
(リンク先に続きあり)
12日にボリビアの暫定大統領への就任を宣言したヘアニネ・アニェス上院副議長
ボリビアの上院副議長、暫定大統領就任を宣言 憲法裁が承認
2019/11/13
南米ボリビアで12日、エボ・モラレス前大統領の辞任を受け、ヘアニネ・アニェス上院副議長が暫定大統領への就任を議会で宣言した。モラレス氏は、10月の大統領選での不正疑惑をめぐる批判が高まったため、メキシコに亡命した。
ボリビアの憲法では、大統領不在の場合は副大統領、上下院議長の順で代行することが定められている。
アルバロ・ガルシア・リネラ副大統領とアドリアナ・サルバティエラ上院議長、ヴィクトル・ボルダ下院議長が全員辞任したことから、アニェス氏は、憲法に基づき、暫定大統領に就任するのは自分だと主張。早急に新たな選挙を実施すると誓った。
アニェス氏は「大統領と副大統領が完全に不在となっていることから(中略)憲法の規定で予測されている通り、上院副議長として、私は直ちに暫定大統領に就任する」と述べ、反モラレス派の議員は拍手で歓迎した。
同国の憲法裁判所も、アニェス氏の暫定大統領就任を承認した。
モラレス派議員がボイコット
しかし、議会の過半数を占めるモラレス前大統領が率いた社会主義運動党(MAS)の議員がボイコットしたため、暫定大統領の承認に必要な定足数には満たなかった。
この日、自分の命が危険にさらされているとしてメキシコへと亡命したモラレス氏は、アニェス氏は「クーデターを利用した右派上院議員」だとして、暫定大統領への就任宣言を非難。辞任に追い込まれたことは「史上最も卑怯で、最も非道なクーデター」だとツイートした。
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12日にボリビアの暫定大統領への就任を宣言したヘアニネ・アニェス上院副議長