【約190億円罰金・差し押さえ】ドイツ銀や野村の元幹部らに禁錮刑(゚∀゚ 三 ゚∀゚)伊モンテパスキ損失隠し裁判
Sonia Sirletti、Sergio Di Pasquale
2019年11月9日 11:46 JST
3行のバンカーらはデリバティブ取引で損失を隠したとされる
ミラノの裁判所は13人の被告に禁錮刑を言い渡した
イタリアの銀行、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナによる損失隠しに関与したとして不正会計などの罪に問われた同行と野村ホールディングス傘下のノムラ・インターナショナル、ドイツ銀行の元役員やマネジャーらに対し、ミラノの裁判所は8日、禁錮刑を言い渡した。
モンテパスキの元会長、ジュゼッペ・ムッサーリ被告に約8年の禁錮刑が言い渡された。このほか元ノムラのサディック・サイード、元ドイツ銀のミケーレ・ファイソーラなど12人の被告にもそれぞれ禁錮刑が宣告された。
ドイツ銀とノムラは合わせて1億6000万ユーロ(約190億円)の罰金・差し押さえも命じられた。
モンテパスキのマネジャーらはドイツ銀およびノムラのバンカーと共謀し、サントリーニやアレクサンドリアと呼ばれる複雑なデリバティブ(金融派生商品)取引を使用してモンテパスキの損失を隠し、2008年から12年の損益計算書に虚偽の記載が生じたとされている。
モンテパスキの広報担当者はコメントを控えた。ドイツ銀は発表資料で「判決に失望した」とコメントした。
野村HDは9日、判決の内容を精査の上、控訴を含めた対応を検討していくとのコメントを発表した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-09/Q0OG7EDWRGG001
ジュゼッペ・ムッサーリ元会長