https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191108/k10012169281000.html
「1000億円余の公金 不適切な取り扱い」会計検査院が報告書
2019年11月8日 13時09分
会計検査院は昨年度、不適切な取り扱いをされた公金が1000億円余りに上ったとする報告書をまとめ、政府に提出しました。
会計検査院は、昨年度の国の不適切な支出などを調べた検査結果を報告書にまとめ、8日午前、森田祐司院長が安倍総理大臣に手渡しました。
報告書では、公金の不適切な取り扱いは335件、1002億円に上ったとしています。
この中では、去年の西日本豪雨で決壊が相次いだ農業用のため池について、改修が必要かどうかの調査が適切に行われていないことや、大雨などの災害時に高速道路会社が現地対策本部を置く全国の管理事務所などのおよそ2割が浸水想定エリアにあることなど、災害対策に関する指摘が目立っています。
また、日本がアメリカ政府から防衛装備品を直接調達するFMSと呼ばれる契約について依然として不適切な点があるとしています。
森田院長は「ことしは、たび重なる自然災害に関わる事業について、非常に重要な問題だという認識で取り組んできたので、ぜひ改善につなげてほしい。今後も国民の期待に応える会計検査に努めたい」と話しています。
「1000億円余の公金 不適切な取り扱い」会計検査院が報告書
2019年11月8日 13時09分
会計検査院は昨年度、不適切な取り扱いをされた公金が1000億円余りに上ったとする報告書をまとめ、政府に提出しました。
会計検査院は、昨年度の国の不適切な支出などを調べた検査結果を報告書にまとめ、8日午前、森田祐司院長が安倍総理大臣に手渡しました。
報告書では、公金の不適切な取り扱いは335件、1002億円に上ったとしています。
この中では、去年の西日本豪雨で決壊が相次いだ農業用のため池について、改修が必要かどうかの調査が適切に行われていないことや、大雨などの災害時に高速道路会社が現地対策本部を置く全国の管理事務所などのおよそ2割が浸水想定エリアにあることなど、災害対策に関する指摘が目立っています。
また、日本がアメリカ政府から防衛装備品を直接調達するFMSと呼ばれる契約について依然として不適切な点があるとしています。
森田院長は「ことしは、たび重なる自然災害に関わる事業について、非常に重要な問題だという認識で取り組んできたので、ぜひ改善につなげてほしい。今後も国民の期待に応える会計検査に努めたい」と話しています。