トヨタ紡織、28億円申告漏れ 海外子会社巡り名古屋国税
2019/11/7 10:08
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51884430X01C19A1CE0000/
トヨタ紡織(愛知県刈谷市)が名古屋国税局の税務調査を受け、2018年3月期までの2年間で、海外子会社の売却などを巡って約28億円の申告漏れを指摘されていたことが7日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税を含めて約7千万円。すでに修正申告したという。
トヨタ紡織は16年6月に欧州の3つの子会社を売却し、負債の損失補填を損金として計上した。だが、売却先との間で費用負担を巡る交渉が続いていたため、国税局は交渉完了後の18年に損金処理をすべきだと指摘した。損失補填の計上によって利益が圧縮され、納税額が小さくなったと判断したとみられる。
また、トヨタ紡織が肩代わりした海外子会社の研究開発費について、経費ではなく、対価のない「寄付金」として処理するよう国税局から指摘されたという。
トヨタ紡織はトヨタ系列の内装部品メーカーで、自動車用シートの国内最大手。19年3月期の連結売上高は1兆4173億円。
2019/11/7 10:08
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51884430X01C19A1CE0000/
トヨタ紡織(愛知県刈谷市)が名古屋国税局の税務調査を受け、2018年3月期までの2年間で、海外子会社の売却などを巡って約28億円の申告漏れを指摘されていたことが7日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税を含めて約7千万円。すでに修正申告したという。
トヨタ紡織は16年6月に欧州の3つの子会社を売却し、負債の損失補填を損金として計上した。だが、売却先との間で費用負担を巡る交渉が続いていたため、国税局は交渉完了後の18年に損金処理をすべきだと指摘した。損失補填の計上によって利益が圧縮され、納税額が小さくなったと判断したとみられる。
また、トヨタ紡織が肩代わりした海外子会社の研究開発費について、経費ではなく、対価のない「寄付金」として処理するよう国税局から指摘されたという。
トヨタ紡織はトヨタ系列の内装部品メーカーで、自動車用シートの国内最大手。19年3月期の連結売上高は1兆4173億円。