2019/10/23 17:23
■西日本 総雨量が300〜400mmの大雨のおそれ
低気圧が明日24日(木)に九州南部を進む影響で、西日本では午前中から雨が降り、午後には東日本でも次第に雨の範囲は広がりそうです。この低気圧に向かって南東から暖かく湿った空気が流れ込むため、大分や九州南部、四国の太平洋側では雷を伴った激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。夜遅くなると紀伊半島でも雨脚が強まってきそうです。
明日、特に大雨に警戒が必要なのは四国の太平洋側で、局地的に1時間に50〜70mmの非常に激しい雨となり、雨雲が停滞すると1時間に100mmクラスの猛烈な雨が降るリスクもあります。多い所では明後日25日(金)朝までの総雨量が300〜400mmに達するおそれがあります。
■台風被災地 150mm前後の大雨の可能性
雨の中心は25日(金)には東日本や東北に移り、25日(金)は台風19号で大雨により甚大な被害が出たエリアでも強い雨が降り、大雨になるおそれがあります。これは明日24日(木)に小笠原近海を通過する台風21号が関東の東の海上を進むことにより、本州南岸を進む低気圧が活発化する影響です。
26日(土)の早朝にかけて、関東地方の多い所で150mm前後、福島など東北太平洋側で150〜200mmの雨が降る予想で、台風19号の被災地で再び大雨になるおそれがあります。
東日本や東北では、天気の崩れは明日の午後以降となりますので、被災地ではできるだけ早い雨対策を行うようにしてください。
https://weathernews.jp/s/topics/201910/230145/