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福島で県営住宅入居の募集開始=台風19号の被災者対象
2019年10月23日15時52分
台風19号の被害を受けた福島県で23日、被災者を対象にした県営住宅の入居募集が始まった。22日時点で提供が決まっているのは約310戸で、応募数が上回った場合は抽選で決める。入居が可能となるのは29日以降。
受付場所の一つの郡山市の県中建設事務所に申請しに来た亀山圭司さん(85)は、1階建ての木造借家が水没。大家が壊すことを決めたといい、「できれば入りたい。片が付くまでは避難所にいるしかない」と話した。
同事務所の担当者は、「開始から1時間で100件近い申し込みがあった」と話した上で、現在のペースが進めば、高齢者や障害者などがいる優先世帯だけで抽選が終わってしまう可能性があると指摘した。
福島県では、県営住宅以外にも、借り上げ住宅や原発事故の避難者が住んでいた仮設住宅を提供する準備が進んでいる。