今回、後半部の脱皮が確認されたのは、通称「No.23」(体長約31センチ、体重1004グラム、オス)。メキシコ湾で捕獲され、鳥羽水族館には2014年5月30日に運び込まれた。9月1日ごろから脱皮の兆候が見られ、10月13日午前6時50分にスタッフが脱皮を確認したという。
水族館によると、脱皮の確認は世界5例目で、国内では4例目となる。これまではいずれも体の後半部のみの脱皮だっただけに、森滝丈也学芸員(49)は「前半部も完全に脱皮して、世界初の快挙を達成してほしい」と期待を寄せる。
水族館ではダイオウグソクムシの人気が高い。14年2月14日に死んだ通称「No.1」は、1869日にわたってえさを食べなかったとして、全国的な話題にもなった。16年2月12日には、通称「No.5」が国内で初めて後半部の脱皮に成功した。
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朝日新聞デジタル
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