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川崎市はタワマン以外も浸水被害
10月17日 18時10分
台風19号の影響で川崎市では武蔵小杉駅周辺にあるタワーマンション以外の住宅街でも浸水被害が相次いでいて、住民たちが片づけ作業に追われています。
台風19号の影響で、川崎市では武蔵小杉駅周辺のタワーマンションが停電するなどの被害が確認されていますが、中原区や高津区などの住宅街でも建物への床上や床下の浸水被害が相次いでいます。
このうち川崎市高津区下野毛で、電気機器の製造工場では床上50センチほどが浸水する被害を受け、17日はおよそ20人の社員が工場内を清掃する作業を行っていました。
この工場では、機械の内部まで泥が入り込んだということです。
製造課長を務める42歳の男性は「材料や機械もだめになってしまいました。きょうは4トントラック1台分の材料をごみに出しました。今週末は雨予報ですが、ゆっくり休めたらいいなと思います」と話していました。
また、川崎市高津区諏訪では、住宅やアパートの住民が自宅から泥をかぶった家具や使えなくなった電化製品などのごみを外に運び出していました。
道路には運び出された家庭ゴミが山のように積まれていました。
父親がアパートの1階に住んでいるという51歳の男性は「当日は避難していましたが、家に戻ったら泥まみれでした。そのあとはずっと片付けに追われています」と話していました。
さらに川崎市多摩区で自宅が床上浸水の被害を受けた73歳の男性は「電気はつくようになりましたが給湯器は壊れてしまい、いまは水でシャワーを浴びるしかありません。今週末はあまり雨が降らないでほしいです」と話していました。