「地球温暖化にまつわる嘘」は嘘?よく出回っている気候変動にまつわる5つの噂を科学的に検証してみた
2019/09/23 20:30 karapaia
http://karapaia.com/archives/52282615.html
抜粋 ※ 全文は記事でご覧ください
海外サイトで「地球温暖化にまつわる嘘」とされる5つのエピソードを科学的事実と照らし合わせて検証していたので見ていくことにしよう
1. 温暖化は自然のサイクルの一部である
地球の気候は常に変化しているが、古気候学(過去の気候を研究する学問)が明らかにしているのは、産業革命以降の150年間は例外的で、自然なものではないということだ。
気候モデルによれば、将来的な気温の上昇は過去500万年のスパンで見ても未曾有のものになると予測されている。
自然サイクル説では、地球は小氷河期(1300〜1850年)の寒冷な気候から回復する途上にあり、現在の気温は中世の温暖期(900〜1300年)と同じ水準であると主張される。
だが、小氷河期も中世の温暖期も北西ヨーロッパ、東部アメリカ、グリーンランド、アイスランドに限られた地域的なものでしかない。
700の気候記録を用いた研究は、過去2000年の間で世界中の気温が同時に、かつ同じ方向に変化したのは、直近の150年しかなかったことを明らかにしている。
この間、地球の表面の98%の気温が上昇した。
2. 温暖化は太陽の黒点や銀河宇宙線によるもの
(略)
銀河宇宙線起因説が正しいのだとすれば、地球の気温は下がらなければならないはずだが、そうなっていない。
3. 大気に含まれるCO2は少量で、強い温室効果があるはずはない
(略)
二酸化炭素の場合、大気に占める割合は0.04%でしかないが、強力な温室効果を発揮する。一方、窒素は78%を占めるが、ほとんど反応しない。
4. 科学者はデータを改ざんしている
この噂も広がっているが、そんなことはないという。
(略)
5. 気候モデルは信頼できず、二酸化炭素に敏感すぎる
この主張は、モデルの働きについて不正確で、誤解がある。
(略)
どのモデルも大気に二酸化炭素が追加されればかなりの温暖化が起きると示している。
そして、すべてのモデルを総合すれば、二酸化炭素が二倍に増加したとき、地球の温度は2〜4.5度、平均3.1度上昇することが示唆されている。
モデルの複雑さが大幅に増しているにもかかわらず、ここ30年に予測された温暖化の程度は非常に似通っている。これは気候科学が導き出した結果が頑強なものであるという証左だ。
温暖化と寒冷化の要因となる自然(太陽、火山、エアロゾル、オゾン)ならびに人為的現象(温室効果ガス、陸地利用の変化)に関する科学的知識すべてを合わせると、過去150年間に観測された温暖化の100%は人間に由来することが示されている。
その一方で、消えることのない温暖化否定論に科学的な裏付けはない。
気候科学をオープンかつ透明に総括するために国連によって設けられた気候変動に関する政府間パネルは、温暖化の証拠として6つの明らかな傾向を提示している。
(略)
2019/09/23 20:30 karapaia
http://karapaia.com/archives/52282615.html
抜粋 ※ 全文は記事でご覧ください
海外サイトで「地球温暖化にまつわる嘘」とされる5つのエピソードを科学的事実と照らし合わせて検証していたので見ていくことにしよう
1. 温暖化は自然のサイクルの一部である
地球の気候は常に変化しているが、古気候学(過去の気候を研究する学問)が明らかにしているのは、産業革命以降の150年間は例外的で、自然なものではないということだ。
気候モデルによれば、将来的な気温の上昇は過去500万年のスパンで見ても未曾有のものになると予測されている。
自然サイクル説では、地球は小氷河期(1300〜1850年)の寒冷な気候から回復する途上にあり、現在の気温は中世の温暖期(900〜1300年)と同じ水準であると主張される。
だが、小氷河期も中世の温暖期も北西ヨーロッパ、東部アメリカ、グリーンランド、アイスランドに限られた地域的なものでしかない。
700の気候記録を用いた研究は、過去2000年の間で世界中の気温が同時に、かつ同じ方向に変化したのは、直近の150年しかなかったことを明らかにしている。
この間、地球の表面の98%の気温が上昇した。
2. 温暖化は太陽の黒点や銀河宇宙線によるもの
(略)
銀河宇宙線起因説が正しいのだとすれば、地球の気温は下がらなければならないはずだが、そうなっていない。
3. 大気に含まれるCO2は少量で、強い温室効果があるはずはない
(略)
二酸化炭素の場合、大気に占める割合は0.04%でしかないが、強力な温室効果を発揮する。一方、窒素は78%を占めるが、ほとんど反応しない。
4. 科学者はデータを改ざんしている
この噂も広がっているが、そんなことはないという。
(略)
5. 気候モデルは信頼できず、二酸化炭素に敏感すぎる
この主張は、モデルの働きについて不正確で、誤解がある。
(略)
どのモデルも大気に二酸化炭素が追加されればかなりの温暖化が起きると示している。
そして、すべてのモデルを総合すれば、二酸化炭素が二倍に増加したとき、地球の温度は2〜4.5度、平均3.1度上昇することが示唆されている。
モデルの複雑さが大幅に増しているにもかかわらず、ここ30年に予測された温暖化の程度は非常に似通っている。これは気候科学が導き出した結果が頑強なものであるという証左だ。
温暖化と寒冷化の要因となる自然(太陽、火山、エアロゾル、オゾン)ならびに人為的現象(温室効果ガス、陸地利用の変化)に関する科学的知識すべてを合わせると、過去150年間に観測された温暖化の100%は人間に由来することが示されている。
その一方で、消えることのない温暖化否定論に科学的な裏付けはない。
気候科学をオープンかつ透明に総括するために国連によって設けられた気候変動に関する政府間パネルは、温暖化の証拠として6つの明らかな傾向を提示している。
(略)