アメリカ海軍の無人空中給油機MQ-25試作機が初飛行
おたくま 2019/9/24 19:00
https://otakei.otakuma.net/archives/2019092406.html
アメリカ海軍の無人空中給油機、ボーイングMQ-25試作機が2019年9月19日(現地時間)、イリノイ州のミッドアメリカ・セントルイス飛行場で初飛行を行ったとボーイングが発表しました。この初飛行でMQ-25は離陸から、所定のルートを飛行しながらの各部動作チェックを自動制御で行っています。
ボーイングMQ-25は空母から発艦し、ほかの作戦機に空中給油を行う無人機。これまで空母艦載機部隊の空中給油は、地上からのサポートを受けられない場合、作戦機の中から空中給油母機を選び「バディポッド」と呼ばれる専用の増槽を装備して行ってきました。
この場合、空中給油母機となった機体は、自分の燃料や兵装を減らさざるを得ず、作戦の効果が減少します。また、作戦で飛行したパイロットは、フライト後一定時間の休息が義務付けられており、機体とパイロット双方の面で戦力減につながっていました。
これを解消するために構想されたのが、空中給油用の無人機MQ-25です。無人のため、長時間滞空して僚機に空中給油を行えるばかりでなく、飛行したままで運用担当者を交代させることもできるので、機材や人員を柔軟に運用することが可能になります。
(略)
この初飛行は、今後海軍で実施される技術検証プログラムに先立つもの。2018年8月に海軍はボーイングに対し、MQ-25の技術開発モデル(EDM)4機を予算上限8億500万ドル(約865億6000万円)で発注しています。
(略)
2019年9月にアメリカ連邦航空局(FAA)から試作機(Experimental)カテゴリーの耐空証明を得たMQ-25試作機。この初飛行以後も制御ソフトウェアをはじめ、各種の試験開発が続けられます。
<出典・引用>
ボーイング プレスリリース
https://boeing.mediaroom.com/2019-09-19-Boeing-MQ-25-Unmanned-Aerial-Refueler-Completes-First-Test-Flight#assets_20295_130505-117
Image:Boeing/U.S.Navy
(咲村珠樹)
技術者tp将校のコメントは省略してあるので詳しくはリンク先
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米海軍の空母搭載型空中給油ドローン「MQ-25Aスティングレイ」が初飛行
JSF | 軍事ブロガー 9/20(金) 23:27
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20190920-00143530/
ボーイング発表よりMQ-25Aスティングレイ
9月19日、アメリカ海軍とボーイングが開発中の空母搭載用の無人空中給油機MQ-25スティングレイが初飛行を行ったことが発表されました。
ツイッター動画
https://twitter.com/i/status/1174824860549361666
アメリカ海軍は当初X-47Bという空母搭載用のステルス無人攻撃機を開発する計画を立てていましたが、自律行動を行う無人攻撃機は技術的に時期尚早と判断されて、発着艦テストまで成功させておきながら計画は中止。仕切り直しとして空中給油任務を無人機で行わせるMQ-25スティングレイ計画を新たに始動させました。
これは敵味方と民間人が入り乱れる戦場でドローンがAIによる自己判断で自律的に戦闘を行うことは、この分野で最も技術的に先行しているアメリカであっても実現が困難だったことを意味しています。しかし遠隔操作型では通信電波で自己位置を発信してステルス性に欠ける上に妨害電波に弱く、敵正規軍が相手では攻撃には使えません。今はまだ無理ですが、自律行動能力の付与が将来の無人攻撃機の課題となっています。
そこで空中給油ならば戦闘よりは単純な作業になるので、無人化はまず支援任務から実装する手堅い方針に切り替えられました。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
おたくま 2019/9/24 19:00
https://otakei.otakuma.net/archives/2019092406.html
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アメリカ海軍の無人空中給油機、ボーイングMQ-25試作機が2019年9月19日(現地時間)、イリノイ州のミッドアメリカ・セントルイス飛行場で初飛行を行ったとボーイングが発表しました。この初飛行でMQ-25は離陸から、所定のルートを飛行しながらの各部動作チェックを自動制御で行っています。
ボーイングMQ-25は空母から発艦し、ほかの作戦機に空中給油を行う無人機。これまで空母艦載機部隊の空中給油は、地上からのサポートを受けられない場合、作戦機の中から空中給油母機を選び「バディポッド」と呼ばれる専用の増槽を装備して行ってきました。
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この場合、空中給油母機となった機体は、自分の燃料や兵装を減らさざるを得ず、作戦の効果が減少します。また、作戦で飛行したパイロットは、フライト後一定時間の休息が義務付けられており、機体とパイロット双方の面で戦力減につながっていました。
これを解消するために構想されたのが、空中給油用の無人機MQ-25です。無人のため、長時間滞空して僚機に空中給油を行えるばかりでなく、飛行したままで運用担当者を交代させることもできるので、機材や人員を柔軟に運用することが可能になります。
(略)
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この初飛行は、今後海軍で実施される技術検証プログラムに先立つもの。2018年8月に海軍はボーイングに対し、MQ-25の技術開発モデル(EDM)4機を予算上限8億500万ドル(約865億6000万円)で発注しています。
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(略)
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2019年9月にアメリカ連邦航空局(FAA)から試作機(Experimental)カテゴリーの耐空証明を得たMQ-25試作機。この初飛行以後も制御ソフトウェアをはじめ、各種の試験開発が続けられます。
<出典・引用>
ボーイング プレスリリース
https://boeing.mediaroom.com/2019-09-19-Boeing-MQ-25-Unmanned-Aerial-Refueler-Completes-First-Test-Flight#assets_20295_130505-117
Image:Boeing/U.S.Navy
(咲村珠樹)
技術者tp将校のコメントは省略してあるので詳しくはリンク先
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米海軍の空母搭載型空中給油ドローン「MQ-25Aスティングレイ」が初飛行
JSF | 軍事ブロガー 9/20(金) 23:27
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20190920-00143530/
ボーイング発表よりMQ-25Aスティングレイ
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9月19日、アメリカ海軍とボーイングが開発中の空母搭載用の無人空中給油機MQ-25スティングレイが初飛行を行ったことが発表されました。
ツイッター動画
https://twitter.com/i/status/1174824860549361666
アメリカ海軍は当初X-47Bという空母搭載用のステルス無人攻撃機を開発する計画を立てていましたが、自律行動を行う無人攻撃機は技術的に時期尚早と判断されて、発着艦テストまで成功させておきながら計画は中止。仕切り直しとして空中給油任務を無人機で行わせるMQ-25スティングレイ計画を新たに始動させました。
これは敵味方と民間人が入り乱れる戦場でドローンがAIによる自己判断で自律的に戦闘を行うことは、この分野で最も技術的に先行しているアメリカであっても実現が困難だったことを意味しています。しかし遠隔操作型では通信電波で自己位置を発信してステルス性に欠ける上に妨害電波に弱く、敵正規軍が相手では攻撃には使えません。今はまだ無理ですが、自律行動能力の付与が将来の無人攻撃機の課題となっています。
そこで空中給油ならば戦闘よりは単純な作業になるので、無人化はまず支援任務から実装する手堅い方針に切り替えられました。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)