https://mainichi.jp/articles/20190918/k00/00m/040/224000c
西日本豪雨 上空湿度は熱帯並み80% 水蒸気量から豪雨予測も
毎日新聞 2019年9月19日 01時00分(最終更新 9月19日 01時00分)
昨年7月の西日本豪雨時は、九州から中部地方にかけて、上空約1万メートルまで多量の水蒸気が存在していたことを、京都大防災研究所の研究チームが突き止めた。湿度が80%に達し、熱帯地域に匹敵する気象条件だったという。論文が19日、日本気象学会誌(電子版)に掲載される。
当時は太平洋高気圧が西に張り出すなどの条件が重なったため、南海上や東南アジアから東シナ海上空に水蒸気が集まり、季節風で日本上空に運ばれる状況となっていた。
竹見哲也准教授(気象学)らのチームは、5キロ四方に区切ったます目ごとの湿度や水蒸気量、気圧、気温な…
この記事は有料記事です。
残り305文字(全文565文字)