https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190915/k10012083531000.html
停電続く千葉県内の施設 熱中症の疑いで15日までに39人搬送
2019年9月15日 19時02分生活影響
台風15号の影響で停電が続く中、千葉県内の高齢者施設や障害者施設などからこれまでに39人が熱中症の疑いで救急搬送されました。施設では今も一部で停電や断水が続いています。
千葉県のまとめによりますと、高齢者と障害者の入所する千葉県内の福祉施設から15日までに39人が熱中症の疑いで救急搬送され、33人が入院しています。
このうち今月11日、君津市の特別養護老人ホームから、搬送された82歳の女性は脱水などの診断を受けて入院していましたが、翌12日、熱中症の疑いで死亡しています。
施設では今も、一部で停電や断水が続いていて、15日午前9時現在で、県が所管する709か所の高齢者施設や障害者施設、それに児童養護施設などのうち49か所で停電し、25か所で断水が続いているということです。
これらの施設では電力会社の電源車や自家発電機で電力をまかなったり、給水車の水で食事を作ったりして対応しているということです。
こうした施設では食器が洗えないとか、クーラーが使えないなど、運営に影響が出ていて、県では個々の施設の状況を把握したうえ、支援していくことにしています。