https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190905/k10012063921000.html
真珠養殖のアコヤガイ大量死受け稚貝増産へ 愛媛県の漁協
2019年9月5日 4時36分
愛媛県と三重県で真珠の養殖に使うアコヤガイが大量に死んでいた問題で、全国一の真珠の産地、愛媛県の漁協では、生産への影響を抑えるため養殖業者に提供する稚貝(ちがい)を増産する異例の対応をとることになりました。
愛媛県と三重県によりますとことし7月、愛媛県の宇和島市から愛南町にかけてと、三重県志摩市の英虞湾で、アコヤガイが大量に死んでいるのが見つかりました。
原因はわかっておらず、愛媛県では育てていた稚貝全体のおよそ8割が死んだという養殖業者もいて、県が被害の実態を調べています。
愛媛県は芯になる核を入れて真珠に仕立てるための母貝の生産量が全国の9割近くを占めていて、今後の生産への影響が懸念されています。
このため、養殖業者に稚貝を販売している宇和島市の漁協では、通常、年に一度春先に出荷している稚貝を増産する異例の方針を決めました。
先月市内の施設で人工交配により無事にふ化した稚貝が順調にいけば来月中旬には直径2ミリほどに成長し、業者に提供できるとしています。
宇和島市の下灘漁協真珠貝研究所の松田教義所長は、「稚貝を増やすのが最優先で、今できることをしっかり対応したい」と話していました。
真珠養殖のアコヤガイ大量死受け稚貝増産へ 愛媛県の漁協
2019年9月5日 4時36分
愛媛県と三重県で真珠の養殖に使うアコヤガイが大量に死んでいた問題で、全国一の真珠の産地、愛媛県の漁協では、生産への影響を抑えるため養殖業者に提供する稚貝(ちがい)を増産する異例の対応をとることになりました。
愛媛県と三重県によりますとことし7月、愛媛県の宇和島市から愛南町にかけてと、三重県志摩市の英虞湾で、アコヤガイが大量に死んでいるのが見つかりました。
原因はわかっておらず、愛媛県では育てていた稚貝全体のおよそ8割が死んだという養殖業者もいて、県が被害の実態を調べています。
愛媛県は芯になる核を入れて真珠に仕立てるための母貝の生産量が全国の9割近くを占めていて、今後の生産への影響が懸念されています。
このため、養殖業者に稚貝を販売している宇和島市の漁協では、通常、年に一度春先に出荷している稚貝を増産する異例の方針を決めました。
先月市内の施設で人工交配により無事にふ化した稚貝が順調にいけば来月中旬には直径2ミリほどに成長し、業者に提供できるとしています。
宇和島市の下灘漁協真珠貝研究所の松田教義所長は、「稚貝を増やすのが最優先で、今できることをしっかり対応したい」と話していました。