<佐賀豪雨>災害時多言語支援センターを設置 8言語で情報発信 電話・窓口相談も 佐賀県
8/30 23:43
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/420334
情報収集に当たる災害時多言語支援センターのスタッフたち。8言語に翻訳して情報を発信する=佐賀市白山の県国際交流協会
公益財団法人 佐賀県国際交流協会
https://www.spira.or.jp/
27日からの大雨に伴い、佐賀県国際交流協会は外国人向けの災害時多言語支援センターを立ち上げている。県や市町から提供される断水・給水情報や、災害ごみの収集状況などを八つの言語に翻訳してホームページなどで発信しているほか、電話や窓口での相談にも応じる。
県内には2019年1月現在、6327人の外国人が生活している。県と国際交流協会は災害時に多言語支援センターを設置する協定を結んでおり、協定に基づく設置は初めて。
協会の会員制交流サイト(SNS)フェイスブックには市町に提出する罹災(りさい)証明書のひな形が、平仮名や分かりやすい表現を使った「やさしい日本語」のほか、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、ネパール語の計8言語で用意されている。佐賀市内の断水地域で行われた給水の情報や、災害ごみの収集状況なども各言語で案内している。
国際交流協会の黒岩春地理事長は「避難から生活再建へと進む中で、母語でないと分からない情報もある。さまざまな情報を収集し、発信していきたい」と話す。問い合わせは県災害時多言語支援センター、電話0952(25)7921。