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携帯やPCなど適用延期=米、対中関税第4弾を9月1日発動
2019年8月13日 23:54
発信地:中国 [ 例外 その他 ]
【8月13日 時事通信社】米通商代表部(USTR)は13日、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式発表した。現在対象外となっている3000億ドル(約32兆円)相当に10%を上乗せする。米国の消費者への悪影響に配慮し、携帯電話やパソコン(PC)など一部の製品への適用を12月15日まで延期する。
USTRは声明で、制裁関税の適用を延期する他の製品として、靴類や衣類、特定のおもちゃ、ビデオゲーム機、PCモニターなどを挙げた。さらに、安全保障や保健医療に関わる製品は課税対象から外れると指摘した。
トランプ大統領は1日、中国政府が6月末の米中首脳会談で米農産品の大量購入を約束したのに対応が不十分だとして、9月1日から対中追加関税を拡大する方針を示していた。同月上旬にワシントンで予定されている閣僚級協議の中止も示唆しており、米中双方が制裁と報復を繰り返す「貿易戦争」の泥沼化に拍車がかかりそうだ。(c)時事通信社