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珍しい双子のパンダ、ベルギー動物園で誕生
2019年8月10日 6:45
発信地:ブリュッセル/ベルギー [ ベルギー ヨーロッパ ]
【8月10日 AFP】ベルギーのペリダイザ(Pairi Daiza)動物公園は9日、同園のジャイアントパンダが「非常に珍しい」双子の赤ちゃんを出産したと発表した。同園では3年前、同国で初めて雄のパンダの赤ちゃんが誕生していた。
世界自然保護基金(WWF)によると、野生のジャイアントパンダの数は現在2000頭を下回っており、ペリダイザ動物公園は、双子が無事に誕生したことはパンダにとっての「新たな希望」となったと指摘している。
母親の好好(ハオハオ、Hao Hao)は7日夜に出産の兆候を示し、ベルギーと中国の専門家らによる慎重な監視の下、8日午後に160グラムの雄の赤ちゃんを出産。その2時間後に150グラムの雌の赤ちゃんを出産した。
飼育員らは好好を休養させるため、赤ちゃんを一度に1頭ずつ保育器の中に入れ、哺乳瓶を使ってミルクを与える予定。しかし同園によると、双子のうち少なくとも片方が生存できない可能性がある。
同園は「人間でもそうであるように、双子のジャイアントパンダの誕生は自然界では非常に珍しい。多くの場合、赤ちゃんの片方は死ぬ」と説明している。(c)AFP