2019 8/8
http://www.sakuranbo.co.jp/news/2019/08/08/post-3500.html
連日の暑さは生態系にも影響を及ぼしている。
舟形町の川で高温と渇水が原因でアユが大量死していることが分かった。
小国川漁協によると、舟形町の最上小国川でアユが死んでいるのが見つかったのは8月4日。
その後、見回った所、町内の長沢地区から富田地区にかけて約2万匹のアユの死がいが見つかった。
これは最上小国川に生息していると推定されるアユ200万匹の1%に当たる。
(小国川漁協・橋光明組合長)
「日照り、高温、渇水。3日ほど前からひどくなっている。(死んでいるアユの体長は)見る限りでは10〜15センチの間」
高橋組合長の話では、渇水で水位が低くなったことで川の水が温まりやすい状態が続いている。
アユが生息できる水温は26℃までとされているが、8日も水温は30℃を超えていた。
アユも懸命に水温の低い所を探し生き延びようとしていた。
(小国川漁協・橋光明組合長)
「ここは湧水のような冷たい水が流れてくる。それに川の水があまりにも熱いからここに溜まっている」
死んだアユは小ぶりなものがほとんどで、大きめのアユは比較的水温の低い上流へ移り身を守っていると言う。
最上小国川は去年、大雨でやな場が流される大きな被害を受けた。
高橋組合長は「自然には敵わない」としながらも、今年は1日でも早く雨が降って直ってほしいと願っている。
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