https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190807/k10012025211000.html
日本人男性殺害 依頼したタイ人の女に死刑判決 タイ最高裁
2019年8月7日 0時57分
4年前、タイに住む当時80代男性が殺害された事件で、タイの最高裁判所が今月1日、殺害を依頼した罪に問われていたタイ人の女に死刑判決を言い渡していたことがわかりました。
この事件は、4年前の10月、タイ中部アントン県の住宅で当時84歳だった兵庫県出身の吉岡和雄さんが、首などを刺されて殺害されているのが見つかったもので、これまでに隣の家に住んでいた男が殺人などの罪に問われ、終身刑となっています。
事件をめぐっては、吉岡さんと20年近くにわたって同居していた50代のタイ人の女、ポーラニー・ナパドン被告が殺人を依頼した罪に問われていましたが、タイの下級審では、十分な証拠がないとして無罪となっていました。
しかし、司法関係者によりますと、最高裁判所は今月1日、ポーラニー被告に死刑を言い渡したということです。
終身刑となった男はポーラニー被告から殺人を頼まれたとしていて、こうした証言などが信頼できると判断されたものとみられます。