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全国スーパー売上高、6月は0.5%減 衣料品など振るわず
2019年7月23日 14:36
日本チェーンストア協会が23日発表した6月の全国スーパー売上高は1兆26億円だった。既存店ベースでは前年同月比0.5%減となり、3カ月連続で前年実績を下回った。天候不順で衣料品も振るわなかった。
部門別では、夏物の販売が落ち込んだ衣料品が4.3%減だった。構成比率が6割超と高い食料品は0.2%減だった。水産品や総菜の販売は伸びた一方、畜産品や、インスタントラーメンやビールなどを含むその他食品が苦戦した。
同協会の井上淳専務理事は記者会見で、足元の消費動向について「消費者の節約志向が強いうえ、梅雨寒がさらに重荷となっている」と説明した。今秋に消費増税を控え「消費者の財布のひもが固くなっている」との見方も示した。
併せて発表した1〜6月期(上半期)の全国スーパー売上高は6兆2114億円だった。既存店ベースで前年同期比1.3%減だった。農産品の相場下落や衣料品の苦戦が響いた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕