https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190720/k10011999511000.html
絶滅危惧種の「コヤマコウモリ」 北海道で繁殖の可能性
2019年7月20日 4時54分
絶滅危惧種に指定されていて、これまでにおよそ30匹しか確認されていなかった「コヤマコウモリ」の子ども5匹が、北海道の風力発電所の敷地内で死んだ状態で見つかり、市民団体は、繁殖地が近くにある可能性が高いとして調査と保護の必要性を訴えています。
「コヤマコウモリ」は頭から尾までの長さが8センチほどの小型のコウモリで、日本の固有種とされていますが、これまで東北や関東地方などで27匹しか確認されていないため、環境省の絶滅危惧種に指定され、繁殖地や分布など詳しい生態は分かっていません。
北海道上ノ国町にある風力発電所の敷地内で、おととし8月、コウモリ5匹が死んでいるのが見つかり、風力発電所の事業者が調べたところ、いずれも「コヤマコウモリ」の子どもであることが分かり、回転する風車に衝突して死んだ可能性があるということです。
コウモリの研究や保護に取り組む市民団体は、「コヤマコウモリ」の繁殖地が近くにある可能性が高いとして、事業者に詳しい調査を求めるとともに、調査が終わるまで風車の稼働を一時的に止めるなど保護のための対策をするよう求めています。
「コウモリの会」の三笠暁子さんは「初めて繁殖地が確認できる可能性があり、貴重なコウモリとして十分な対策を行うべきだ」と話しています。
絶滅危惧種の「コヤマコウモリ」 北海道で繁殖の可能性
2019年7月20日 4時54分
絶滅危惧種に指定されていて、これまでにおよそ30匹しか確認されていなかった「コヤマコウモリ」の子ども5匹が、北海道の風力発電所の敷地内で死んだ状態で見つかり、市民団体は、繁殖地が近くにある可能性が高いとして調査と保護の必要性を訴えています。
「コヤマコウモリ」は頭から尾までの長さが8センチほどの小型のコウモリで、日本の固有種とされていますが、これまで東北や関東地方などで27匹しか確認されていないため、環境省の絶滅危惧種に指定され、繁殖地や分布など詳しい生態は分かっていません。
北海道上ノ国町にある風力発電所の敷地内で、おととし8月、コウモリ5匹が死んでいるのが見つかり、風力発電所の事業者が調べたところ、いずれも「コヤマコウモリ」の子どもであることが分かり、回転する風車に衝突して死んだ可能性があるということです。
コウモリの研究や保護に取り組む市民団体は、「コヤマコウモリ」の繁殖地が近くにある可能性が高いとして、事業者に詳しい調査を求めるとともに、調査が終わるまで風車の稼働を一時的に止めるなど保護のための対策をするよう求めています。
「コウモリの会」の三笠暁子さんは「初めて繁殖地が確認できる可能性があり、貴重なコウモリとして十分な対策を行うべきだ」と話しています。