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ワールド
2019年7月15日 / 18:28 / 1時間前更新
中国経済減速、関税が「大きな影響」 圧力強化も=トランプ氏
Reuters Staff
[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、中国経済の減速は米国による対中関税が「大きな影響」を与えている証しだと指摘し、米中通商協議が再開する中、米政府は中国に一段の圧力を加える可能性があるとけん制した。
中国国家統計局が同日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は、前年比6.2%増に鈍化し、少なくとも1992年第1・四半期以来、27年ぶりの低い伸びとなった。
トランプ大統領はツイッターへの投稿で、景気減速を背景に「中国は米国との通商合意を望んでおり、最初の合意を頓挫させなければ良かったと思っている」と述べた。
米中通商協議は再開したものの、トランプ大統領は先週、中国が米農産品購入の約束を果たしていないと不満を表明。
さらに、米ホワイトハウスのナバロ通商製造政策局長はこの日、トランプ大統領が国産の鉄・スチール製品の原材料などの国内調達基準を引き上げる大統領令に署名する計画を発表し、中国に対する圧力は強まっている。
ナバロ氏は先週、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が訪中すると発表したものの、米中協議の日程は発表されていない。