7/9(火) 10:39配信
デーリー東北新聞社
青森県の2018年度の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、過去最高だった前年度から0・75ポイント上昇し、32・07%となったことが8日、県国民健康保険団体連合会の調査で分かった。市町村別に見ると、今別町の53・45%が最も高く、最低は三沢市の25・22%。前年度からの伸び幅では、佐井村が1・93ポイントと最大だった。団塊の世代が後期高齢者となる25年には高齢化率が35・8%になると見込まれ、超高齢化社会に対応する総合的な施策が必要だ。
調査は、今年2月1日時点の住民基本台帳を基に、各市町村からの報告を集計。県の総人口は129万1271人と前年度同期から1万5409人減った一方、65歳以上の人口は41万4065人と4803人増加した。
18年度の県内の高齢化率を見ると、新郷村(46・21%)、風間浦村(43・04%)、佐井村(43・66%)など10町村が40%を超えたほか、36市町村で3割を上回った。高齢化率が最も低かったのは三沢市で、六ケ所村が26・08で続いた。
前年度からの伸び幅はトップの佐井村に次いで外ケ浜町(1・66ポイント)、鰺ケ沢町(1・56ポイント)などが大きかった。西目屋村は0・90ポイント減と、唯一前年度を下回った。
県高齢福祉保険課の福士聡課長は「今後の高齢化は避けようがない。健康寿命を延伸し、元気な高齢者を増やすため、市町村と連携して取り組んでいく」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00010003-dtohoku-l02