北朝鮮で拘束の豪学生、「無事解放」 豪首相が発表
6時間前
オーストラリアのスコット・モリソン首相は4日、同国の学生で、先月下旬に北朝鮮で拘束され連絡が取れなくなっていたアレク・シグリーさん(29)について、「解放され無事」だと発表した。
モリソン氏はこの日、議会で、「複雑で繊細な国外問題の解決に動いた職員たちの、慎重かつひそかな努力」の結果だと説明。
「アレク・シグリーさんが今日、北朝鮮での拘束から解放されたと発表できてうれしい。彼は無事で健康だ」と述べた。
スウェーデンが代理役
モリソン氏によると、スウェーデン大使館と北朝鮮政府の関係者が前日、平壌で面会。スウェーデン側が「オーストラリアの代わりに、アレクの行方不明の問題を提起した」という。
オーストラリアは北朝鮮に大使館を置いていない。スウェーデンは北朝鮮に大使館を置く数少ない西側の国で、これまでも大使館をもたない国の代理役を務めてきた。
モリソン氏は、「スウェーデン当局には、大変貴重な支援に対して深く感謝したい」と述べた。
日本に向かっている?
シグリー氏の解放は、北朝鮮問題専門のウェブサイト・NKニュースが伝えた。それによると、同氏は無事に中国にいて、日本に移動するという。
オーストラリアのテレビは、北京に到着したとされるシグリーさんが、「大丈夫、元気、とても元気です」と話している映像を放送した。
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