https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190703/k10011980901000.html
核燃料再処理工場 航空機墜落の確率 再議論へ
2019年7月3日 18時14分各地の原発
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場の審査をめぐって、原子力規制委員会は建物に航空機が墜落する確率について、事業者の日本原燃が行った評価方法が妥当かどうか改めて議論することになりました。
国の核燃料サイクル政策の柱で、全国各地の原発から出る使用済み核燃料を処理する再処理工場について、原子力規制委員会は事業者からの申請を受けて、5年前から審査をしています。
3日の定例会では、航空機が墜落するリスクが議題に上がりました。日本原燃は航空機の墜落については、25か所の建物ごとに墜落の確率を導き、その結果、いずれの建物も墜落の確率は基準よりも低いとして、追加の対策は必要ないと報告しています。
これに対して委員の一部から、再処理工場はおよそ500メートル四方の広い範囲に多数の核燃料物質を扱う建物があり、一体で運用されていることから、個別の建物の確率ではなく、施設全体を対象に墜落の確率を示すことが必要ではないかとの意見が出されました。
これを受けて、規制委員会では次回以降、日本原燃の評価方法が妥当かどうかを改めて議論することになりました。
日本原燃は工場の完成の目標を2021年度上期としていますが、それまでに審査に合格して、必要な対策工事が終わるか見通せない状況が続いています。
核燃料再処理工場 航空機墜落の確率 再議論へ
2019年7月3日 18時14分各地の原発
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場の審査をめぐって、原子力規制委員会は建物に航空機が墜落する確率について、事業者の日本原燃が行った評価方法が妥当かどうか改めて議論することになりました。
国の核燃料サイクル政策の柱で、全国各地の原発から出る使用済み核燃料を処理する再処理工場について、原子力規制委員会は事業者からの申請を受けて、5年前から審査をしています。
3日の定例会では、航空機が墜落するリスクが議題に上がりました。日本原燃は航空機の墜落については、25か所の建物ごとに墜落の確率を導き、その結果、いずれの建物も墜落の確率は基準よりも低いとして、追加の対策は必要ないと報告しています。
これに対して委員の一部から、再処理工場はおよそ500メートル四方の広い範囲に多数の核燃料物質を扱う建物があり、一体で運用されていることから、個別の建物の確率ではなく、施設全体を対象に墜落の確率を示すことが必要ではないかとの意見が出されました。
これを受けて、規制委員会では次回以降、日本原燃の評価方法が妥当かどうかを改めて議論することになりました。
日本原燃は工場の完成の目標を2021年度上期としていますが、それまでに審査に合格して、必要な対策工事が終わるか見通せない状況が続いています。