2019年6月27日6時17分
https://www.nikkansports.com/m/general/news/201906270000028_m.html
米サンフランシスコ市は26日までに「電子たばこ」の販売を禁止する条例案を可決した。ブリード市長が近く署名して成立、2020年にも施行される見通し。米メディアが伝えた。若者らの間で利用者が急増する電子たばこに特化した全米主要都市で初の試みで、各地に影響が広がりそうだ。
電子たばこは、燃やすたばこより有害物質が少なく安全とされる一方、長期的な健康への影響は不明で、食品医薬品局(FDA)も対策強化に取り組んでいる。
市委員会で可決した条例案は市内での販売を禁止するほか、業者に対しインターネットで購入された電子たばこ商品を市内に届けることも禁じる。ロサンゼルス近郊ビバリーヒルズ市でも今月、電子たばこなどニコチンが含まれるたばこ商品の販売を禁止する条例が可決されたばかり。
カリフォルニア州は大麻の嗜好(しこう)品使用が解禁されているが、たばこについては、購入できる年齢を連邦法が定める18歳未満から21歳未満に引き上げるなど対策を強化している。(共同)