スーパーコンピューターの性能に関する最新の世界ランキングが発表され、単純な計算速度を競うランキングでアメリカが3期連続で1位となりました。日本は8位が最高でしたが、省エネ性能とビッグデータの処理性能のランキングでは1位でした。
スーパーコンピューターの性能に関する世界ランキングは国際学会で年に2回発表され、6月、最新のランキングが出ました。
それによりますと、単純な計算の速度を競うランキング「TOP500」では1位がアメリカの国立研究所のスーパーコンピューター「Summit」で、1秒当たりの計算速度は14京8600兆回を達成しました。
2位もアメリカで、3位と4位は中国のスーパーコンピューターでした。
日本勢では、人工知能の開発に活用されている産業技術総合研究所の「ABCI」が8位に入りました。
一方、省エネ性能では、理化学研究所の「菖蒲システムB」が4期連続で1位を獲得しました。
ビッグデータの処理性能でも、理化学研究所の「京」が9期連続で1位になるなど、実用的な性能を競うランキングで上位に入りました。
NHKニュース 2019年6月25日 5時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190625/k10011967431000.html