https://jp.reuters.com/article/fed-june-fomc-idJPKCN1TK2NE
ビジネス
2019年6月19日 / 20:26 / 5分前更新
米FRB金利据え置き、年内利下げ示唆 「忍耐強く」の文言削除
Reuters Staff
[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定した。ただ不確実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があることも示唆した。
FRBはFOMC声明で、景気拡大を維持するために適切に行動すると表明。これまでの声明にあった金利調整に当たり「忍耐強く」対処するとの文言は削除した。
新たに公表した経済見通しでは、経済成長率と失業率の見通しはおおむね維持したが、2019年のインフレ率見通しは1.5%と、3月に示した見通しの1.8%から下方修正した。
今回のFOMCでは17人の政策当局者のうち7人が年末までに政策金利を0.5%ポイント引き下げることが適切になるとの見解を表明。1人が0.25%ポイントの利下げが適切との見方を示した。
これにより、FF金利誘導目標は年内は2.25─2.50%にとどまるとの予想中央値が変化することはなかったが、FRB内の見解が大きくシフトしていることが示された。現時点では大半の政策当局者がそれぞれの金利見通しを0.5%ポイント引き下げたとみられる。年内に利上げが適切との見方を示したのは1人にとどまった。
こうした見通しの変化、およびFOMC声明の文言の変更を踏まえると、景気減速や貿易戦争激化に対応するためにFRBが近く利下げに踏み切る可能性があることが示された。
ビジネス
2019年6月19日 / 20:26 / 5分前更新
米FRB金利据え置き、年内利下げ示唆 「忍耐強く」の文言削除
Reuters Staff
[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定した。ただ不確実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があることも示唆した。
FRBはFOMC声明で、景気拡大を維持するために適切に行動すると表明。これまでの声明にあった金利調整に当たり「忍耐強く」対処するとの文言は削除した。
新たに公表した経済見通しでは、経済成長率と失業率の見通しはおおむね維持したが、2019年のインフレ率見通しは1.5%と、3月に示した見通しの1.8%から下方修正した。
今回のFOMCでは17人の政策当局者のうち7人が年末までに政策金利を0.5%ポイント引き下げることが適切になるとの見解を表明。1人が0.25%ポイントの利下げが適切との見方を示した。
これにより、FF金利誘導目標は年内は2.25─2.50%にとどまるとの予想中央値が変化することはなかったが、FRB内の見解が大きくシフトしていることが示された。現時点では大半の政策当局者がそれぞれの金利見通しを0.5%ポイント引き下げたとみられる。年内に利上げが適切との見方を示したのは1人にとどまった。
こうした見通しの変化、およびFOMC声明の文言の変更を踏まえると、景気減速や貿易戦争激化に対応するためにFRBが近く利下げに踏み切る可能性があることが示された。