行方不明の高齢者を発見 お手柄警察犬に署長内賞 明石
兵庫県警明石署は17日、行方不明になった高齢女性を発見したとして、県警鑑識課の警察犬ムック・オブ・ハウス・サン・ボア号に署長内賞と副賞の犬用ガムを贈った。表彰式でりりしい表情もつかの間、ガムを目にすると大喜びでかじりついた。
同署によると、2日午後8時半ごろ、明石市内に住む女性(73)の行方が分からなくなり、3日未明に家族が同署に届けた。
出動要請を受けたムック号は、女性のパジャマのにおいをもとに捜索を開始。約10分後、自宅から500メートルほど離れた公園で、倉庫のそばに横たわる女性を発見した。女性にけがはなく、無事自宅に戻った。
ムック号はジャーマンシェパードの雄で、3歳。昨年11月から、指導員の門脇正眞警部補(37)とともに現場に出ている。
好奇心旺盛でやんちゃな性格だが、人前に出るとおとなしくなるシャイな一面もあるそうだ。
行方不明者を発見したのは今回が初めて。門脇警部補は「いつも訓練を頑張っているから、においが残りにくい住宅街でも不明者を発見できた。よくやってくれた」と喜んだ。(勝浦美香)
副賞の犬用ガムにかじりつくムック・オブ・ハウス・サン・ボア号=明石署
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201906/0012435775.shtml
2019/6/17 19:30 神戸新聞NEXT