愛知県碧南市で1998年、パチンコ店勤務の男性と妻を殺害して強盗殺人などの罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けた無職、堀慶末(よしとも)被告(44)の上告審弁論が14日、最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)であり、弁護側は死刑回避を主張し、検察側は上告棄却を求めて結審した。判決期日は後日指定される。
1、2審判決によると、堀被告は98年6月、男2人と共謀して馬氷(まごおり)一男さん(当時45歳)と妻里美さん(同36歳)夫婦を絞殺し、現金約6万円を奪うなどした。弁論で、弁護側は里美さん殺害について「(3人が)共謀したと認めた1、2審は誤りだ」などと主張した。
堀被告は、2007年に名古屋市千種区の派遣社員の女性が殺害された「闇サイト殺人事件」で逮捕され、12年に強盗殺人罪などで無期懲役が確定。その後、今回の事件への関与が浮上した。【服部陽】
6/14(金) 19:58
毎日新聞
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