白い固体、レターパックで高齢者へ送り付け 県警が警戒
日本郵便のレターパックで白い固体や粉末を高齢者宅に送り付けてくる
事案が県内で複数発生していることが14日、県警への取材で分かった。
中には、レターパックが届いた後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から
不審な電話が掛かってきたケースもあった。こうした事案は、東京都内や
静岡県内でも確認されている。県警は、新たな特殊詐欺の手口とみて、
注意喚起している。
平塚署によると、5月20日、平塚市に住む60代の女性宅にビニール袋に
入った白い飴(あめ)のような固体がレターパックで送られてきた。
その後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から女性宅に「あなたの氏名が
捜査リストに載っている。不審な荷物が届いていないか」との電話があった。
女性が機転を利かし「届いていない」と返答すると、電話は切れたという。
女性が交番に届けて発覚した。
署には同日、ほかに7件、レターパックで同様の固体が届いたとの通報が
あった。現金やキャッシュカードが詐取されるなどの被害は確認されていない。
簡易鑑定の結果、固体は禁止薬物ではなかった。署によると、差出人はすべて
同一の埼玉県内の個人名だったが、実在しないという。
また、多摩署によると、今月2日、川崎市多摩区の高齢女性2人にも
レターパックで白い粉が送り付けられた。鑑定の結果、ともに食塩だった。
不審な電話はなかったという。
県警は「固体や粉末を送り付けて動揺を誘い、現金などをだまし取る
特殊詐欺の前兆と捉えられる」と指摘。「身に覚えのない荷物が届いたら、
すぐに警察に相談を。不審な電話も一切、取り合わないでほしい」と
注意喚起している。
神奈川新聞(2019年06月14日 19:37)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-174769.html
日本郵便のレターパックで白い固体や粉末を高齢者宅に送り付けてくる
事案が県内で複数発生していることが14日、県警への取材で分かった。
中には、レターパックが届いた後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から
不審な電話が掛かってきたケースもあった。こうした事案は、東京都内や
静岡県内でも確認されている。県警は、新たな特殊詐欺の手口とみて、
注意喚起している。
平塚署によると、5月20日、平塚市に住む60代の女性宅にビニール袋に
入った白い飴(あめ)のような固体がレターパックで送られてきた。
その後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から女性宅に「あなたの氏名が
捜査リストに載っている。不審な荷物が届いていないか」との電話があった。
女性が機転を利かし「届いていない」と返答すると、電話は切れたという。
女性が交番に届けて発覚した。
署には同日、ほかに7件、レターパックで同様の固体が届いたとの通報が
あった。現金やキャッシュカードが詐取されるなどの被害は確認されていない。
簡易鑑定の結果、固体は禁止薬物ではなかった。署によると、差出人はすべて
同一の埼玉県内の個人名だったが、実在しないという。
また、多摩署によると、今月2日、川崎市多摩区の高齢女性2人にも
レターパックで白い粉が送り付けられた。鑑定の結果、ともに食塩だった。
不審な電話はなかったという。
県警は「固体や粉末を送り付けて動揺を誘い、現金などをだまし取る
特殊詐欺の前兆と捉えられる」と指摘。「身に覚えのない荷物が届いたら、
すぐに警察に相談を。不審な電話も一切、取り合わないでほしい」と
注意喚起している。
神奈川新聞(2019年06月14日 19:37)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-174769.html