成田空港に29日午後3時5分ごろ着陸した香港発成田行き香港航空608便エアバスA330で、ネジ(約2グラム)やブレーキの部品(約3グラム)など5点の欠落が見つかった。国土交通省によると、成田着の同社機では26日から4日間連続で、計7便の部品17点の欠落報告があった。けがなどの被害は確認されていないが同省は「短期間で続くのは異例」としている。
国交省成田空港事務所や香港航空によると、同社は毎日3便、成田と香港を往復。7便ともエアバスA330で、いずれも到着後の点検で部品欠落が確認された。飛行中に落ちたとみられ、香港航空が原因を調べる。同社は取材に「小さな部品の欠落で飛行に安全リスクはなかった。整備の向上を続ける」とした。
4日間の欠落はネジやワッシャーが多く、重いものではライトの部品(約150グラム)もあった。
同社は新千歳、関西、岡山、米子、鹿児島、那覇の各空港にも乗り入れているが、今月29日午前までに部品の欠落は確認されていない。
産業経済新聞 2019.5.29 21:09
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