毎日新聞 2019年5月9日 08時53分(最終更新 5月9日 08時53分)
https://mainichi.jp/articles/20190509/k00/00m/040/037000c
◇栃木県交通安全協会と県警が作成したCMの一場面=県交通安全協会提供
横断歩道を渡って相手の元に行こうとする男女、ところが車に遮られて渡れず互いの名前を叫び続ける――。
歩行者がいる横断歩道で停止する車の割合が全国ワーストワンという調査結果がある栃木県で、こんなテレビCMが放送されて話題になっている。
「止まってくれない栃木県」の返上なるか。
栃木県は昨年10月に日本自動車連盟(JAF)が発表した「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」が、
全国平均(8.6%)を大きく下回る0.9%と、都道府県別で最下位だった。
危機感を抱いた県警は、歩行者が多い横断歩道で一斉取り締まりを実施したり、ドライバーにチラシを配ったりして対策を強化。
テレビCMもその一環で、県交通安全協会とともに制作した。
CMは横断歩道を挟んで向かいあう男女が道路を渡ろうとしても、次々とやってくる車が止まってくれないために近寄れないという内容。
「ゆか!」「せいや!」と名前を叫ぶが、やっぱり車は止まらない。
最後に2人の顔がアップになり、「車の一時停止率全国ワースト」「横断歩道は歩行者優先」というメッセージが流れる。
4月から地元の「とちぎテレビ」のニュース番組中に放映されている他、県警のホームページ(HP)などでも公開している。
県警交通企画課の渡辺正祐次長は「印象に残りやすいCMができたと思う。
歩行者が横断歩道を歩いている際の事故が多いので、安全に横断できるようにしてほしい」と話している。
道交法では明らかに歩行者がいない場合を除き、車は横断歩道前で減速・一時停止する義務があると定めている。違反すると6000〜1万2000円の反則金が科される。
https://mainichi.jp/articles/20190509/k00/00m/040/037000c
◇栃木県交通安全協会と県警が作成したCMの一場面=県交通安全協会提供
横断歩道を渡って相手の元に行こうとする男女、ところが車に遮られて渡れず互いの名前を叫び続ける――。
歩行者がいる横断歩道で停止する車の割合が全国ワーストワンという調査結果がある栃木県で、こんなテレビCMが放送されて話題になっている。
「止まってくれない栃木県」の返上なるか。
栃木県は昨年10月に日本自動車連盟(JAF)が発表した「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」が、
全国平均(8.6%)を大きく下回る0.9%と、都道府県別で最下位だった。
危機感を抱いた県警は、歩行者が多い横断歩道で一斉取り締まりを実施したり、ドライバーにチラシを配ったりして対策を強化。
テレビCMもその一環で、県交通安全協会とともに制作した。
CMは横断歩道を挟んで向かいあう男女が道路を渡ろうとしても、次々とやってくる車が止まってくれないために近寄れないという内容。
「ゆか!」「せいや!」と名前を叫ぶが、やっぱり車は止まらない。
最後に2人の顔がアップになり、「車の一時停止率全国ワースト」「横断歩道は歩行者優先」というメッセージが流れる。
4月から地元の「とちぎテレビ」のニュース番組中に放映されている他、県警のホームページ(HP)などでも公開している。
県警交通企画課の渡辺正祐次長は「印象に残りやすいCMができたと思う。
歩行者が横断歩道を歩いている際の事故が多いので、安全に横断できるようにしてほしい」と話している。
道交法では明らかに歩行者がいない場合を除き、車は横断歩道前で減速・一時停止する義務があると定めている。違反すると6000〜1万2000円の反則金が科される。