2本のナイフを槍(やり)状にした手製の刃物が、新約聖書や人気アニメに登場する「ロンギヌスの槍」に似ていると注目されている。
警視庁に建造物侵入容疑で逮捕された容疑者は、天皇制を批判する供述をしているが、刃物の形状にも意味があるのか。
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「天皇制や皇位継承のあり方に不満があった」
住所・職業不詳、長谷川薫容疑者(56)は、このような趣旨の供述をしているという。
警視庁捜査一課では、動機や背後関係について、徹底追及している。
こうしたなか、悠仁さまの机に置かれた刃物の形状が話題となっている。
約60センチの棒の先に刃が平行になるように果物ナイフ2本が取り付けられ、やりのような形状になっていた。刃はピンク色に塗られていた。
ネット上では「これってアレですよね」「ぜひ、ロンギヌスにした理由を聞き出してほしい」といった声が広がっている。
ロンギヌスの槍とは、新約聖書に登場するイエス・キリストの生死を確認するために使用された武器のこと。
これをモチーフにして、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」には、先端が二股に分かれた赤い槍が「ロンギヌスの槍」として登場している。
極左暴力集団の中には「反皇室闘争」を続ける組織もある。今回の事件とも関係するのか。
東京未来大学の出口保行教授(犯罪心理学)は「刃に塗ったのが血を連想させる赤ではなく、
ピンクだったということは、世間に注目されたかったのではないか。このような行動をする人物は“組織のお荷物”になる。単独犯の可能性が高い」と分析している。
http://news.livedoor.com/article/detail/16422728/
2019年5月7日 17時11分 ZAKZAK(夕刊フジ)



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