読売新聞オンライン 2019/05/07 12:09
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190507-OYT1T50023/
新元号「令和」ゆかりの福岡県太宰府市にある坂本八幡宮の氏子会は7日から、ご朱印の授与と、記念撮影用の「令和」の額の貸し出しを当面見合わせることにした。
参拝客らへの対応で高齢の氏子らが疲れ果てたためで、木原一臣会長(79)は
「英気を養って再びおもてなしができるよう態勢を立て直したい」と申し訳なさそうに話した。
神社は、新元号の出典となった万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文を書いたとされる大伴旅人の邸宅跡の可能性がある。
改元以降、氏子会が準備した令和の文字が入ったご朱印を求める参拝客が殺到。
神社には連日5000人以上が詰めかけるようになった。
連休中は神社前の道路には早朝から夜まで長蛇の列が絶えず、氏子20〜30人が整列や問い合わせへの対応に奔走してきた。
70歳代の氏子が活動の中心で、忙しさのあまり、疲れて寝込む人が相次いだため、連休後は、神社に常駐しないことにした。
友人と初めて訪れた同市青葉台の女性(80)は「ご朱印が目当てだったので残念。再開されたら、また必ず来ます」と話していた。