アメリカ・ニューヨークの国連本部で29日、NPT(=核拡散防止条約)に関する国際会議が始まった。核軍縮が停滞する中、合意形成への道筋をつけられるか注目される。
NPTは、核保有国5か国に核軍縮を義務づけていて、来年、実効性などを再検討する会議が開かれる。
その準備のための委員会が29日に始まり、国連で軍縮問題を担当する中満泉事務次長は、「核兵器の抑制は弱まり、場合によっては崩壊している」として懸念を示し、各国にNPT体制の強化を呼びかけた。
北朝鮮の非核化に具体的な進展がみられないほか、アメリカとロシアの対立も深まるなど、核軍縮が停滞する状況に、非保有国からは不満の声も高まる中、来年の会議に向けて合意形成への道筋をつけられるか注目される。
唯一の被爆国である日本からは、広島市長と長崎市長や被爆者らも傍聴し、来月1日には両市長がスピーチする予定。
(ソース)日テレ
NPT国際会議始まる 核軍縮の道筋は
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190430-00000012-nnn-int
4/30(火) 6:16配信