沖縄タイムス 2019年4月15日 08:26
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/408960
北谷町桑江のアパートの寝室で日本人の女性(44)と在沖米海兵隊所属の男性海軍兵(32)が
血を流して死亡しているのが見つかった事件で県警は14日、女性の死因について失血死と発表した。
米兵に殺害された可能性が高いとして、殺人容疑も視野に入れて捜査を進めている。
一方、玉城デニー知事は同日、在沖米軍トップのエリック・スミス四軍調整官から13日に
「米兵が女性を殺害した後に自殺した」との説明を受けていたことを明らかにした。
県警は14日、女性の遺体の解剖で女性の首や手に複数の刺し傷や切り傷を確認したと発表した。
女性の首や手には複数回刺された痕や切り傷があることから、抵抗したとみられる。
また今年1月下旬には、米軍憲兵隊(MP)から沖縄署に「(亡くなった)2人に関係する交際トラブルがある」との通報があり、
女性をDVなどから保護する人身・安全関連事案の対象者として同署が関わっていたことを明らかにした。
県警によると、沖縄署は同下旬に女性と直接会ってトラブルの内容を確認。
女性は「元交際相手から別れる、別れないの中でわいせつな行為をされた」と説明したという。
その後、同署は定期的に女性と連絡を取り、何かあれば110番通報をするよう指導し、安全確認をしていた。
女性は2月中旬に来署。
同署から女性に対し被害届を出すように提案したが、女性は「憲兵隊(MP)に対応してもらっている」として、同署の関与はいらないとの意思を示していたという。
同署が女性に最後に連絡を取ったのは3月中旬で、その際にも女性は「トラブルはない。大丈夫」と返答していたという。
県警は15日、米兵を司法解剖する。