共同通信 2019/4/13 11:04
◇レオナルド・ダビンチの油絵「サルバトール・ムンディ」=2017年10月、ロンドン(AP=共同)
【ロンドン共同】
レオナルド・ダビンチがキリストを描いたとされ、2017年に美術品としての史上最高額で落札された油絵を巡り、
ダビンチ1人による単独作品なのか疑義があると13日付英紙タイムズが伝えた。
絵は「サルバトール・ムンディ」(救世主)。
米国で競売に掛けられた際、総額約4億5千万ドル(約500億円)で落札された。
長年所在不明だったが、05年に存在が確認された後、11年にロンドンのナショナルギャラリーでダビンチ作として展示された。
タイムズによると、5人の専門家に鑑定を依頼したところ、2人がダビンチ作だと判断した一方、1人は否定、2人は評価を避けた。