https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190410/k10011879771000.html
「イオン」3年ぶり減益 相次ぐ災害が影響
2019年4月10日 19時54分
流通大手、「イオン」のことし2月期の決算は、最終的な利益が3年ぶりに前の年を下回る減益になりました。全国的に相次いだ災害などが影響したとしています。
発表によりますと、イオンのことし2月までの1年間の決算は、売り上げや営業利益が前の年を上回り、過去最高を更新しました。
しかし、全国的に相次いだ自然災害の影響や冬物衣類の販売が振るわなかったことで売り上げが当初の想定に届かなかったことに加え、不採算店舗の資産価値を見直して損失を計上したため、最終的な利益は前の年より3.6%少ない236億円と、3年ぶりの減益になりました。
一方、来年2月までの業績の予想では、最終利益が5.8%増えるなど、増収増益を見込んでいます。
イオンの三宅香執行役は記者会見で、「10月に消費税率が引き上げられるなど、小売事業を取り巻く環境は一層厳しくなることが想定されるが、目標を着実に達成させたい」と述べました。