0001シャチ ★
2019/04/06(土) 00:08:50.90ID:wu6oHSaH94本足のクジラの化石は南米ペルー南岸のピスコ盆地で2011年に見つかった。インドやパキスタンでもこうした化石は見つかっているが、南米や太平洋での発見は初めてだという。
ペルーの化石は4260万年前のもので、骨格の保存状態が良く、膝蓋骨(しつがいこつ)や足首の小さな骨、小さなひづめがあったことを示す節骨も残っていた。
体長は尾を含めて約4メートルほど。研究チームはこのクジラを、「太平洋にたどり着いた旅するクジラ」を意味する「ペレゴセタス・パシフィカス」と命名した。
鯨類は年月とともに海中での生活に適した姿に進化したことが分かっている。しかし南アジアから南米へどう移動したのかは、これまで分かっていなかった。
今回の研究では、4本足のクジラが泳ぎも陸上歩行も得意だったと思われることが判明。尾の部分につながる骨の形は、現代のビーバーやカワウソによく似ていた。長い足先には水かきが付いていて、この姿で大西洋を横断したと研究チームは推定する。
当時のアフリカ大陸と南米の距離は現代の半分程度で、強い潮流が流れていた。4本足のクジラは南米から北米にも移動したと思われ、1200万年の陸上歩行生活を経て、海洋生物に進化したと考えられている。
ソース CNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35135319.html
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