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宮城 女川原発2号機 安全対策工事の現場公開
2019年3月19日 18時51分各地の原発
宮城県にある女川原子力発電所2号機について、東北電力は深刻な事故が起きた時、放射性物質の放出を抑えるフィルターベントと呼ばれる装置など、安全対策工事の現場を公開しました。
東北電力は女川原発2号機の再稼働に向け、原子力規制委員会の審査を受けていて、2020年度内に新しい規制基準に基づく安全対策工事の完了を目指しています。
19日は工事の現場が報道陣に公開されました。
このうち福島第一原発の事故を受けて設置が義務づけられたフィルターベントと呼ばれる装置は、原発で深刻な事故が起きた時、原子炉格納容器が破損し、放射性物質が外部に放出するのを抑えるもので、国内で唯一、原子炉建屋の中に設置されるということです。
また、防潮堤は高さが海抜およそ29メートルと、原発に設置された防潮堤としては全国で最も高く、全長800メートルにわたって整備が進められています。
東北電力女川原子力発電所の菅原勲所長代理は「再稼働に向けて規制基準を満たすだけでなく、より安全性の向上に努めていきたい」と話していました。