仮想通貨換金で所得隠し2億円=無登録業者が代行−東京国税局
2019年03月09日10時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019030900347&g=soc
無登録で仮想通貨の換金を代行する「FORBES」(東京)が東京国税局の税務調査を受け、2018年5月期に約2億円の所得隠しを指摘されていたことが9日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、同社は個人間で取引された仮想通貨を集めて正規の取引所で換金し、数パーセントの手数料収入を得ていた。同社は金融庁の登録業者ではなく、ブローカーを通じて個人から仮想通貨を受け取っていた。
国税局は18年9月から税務調査し、経理ミスも含めて総額約2億5000万円の申告漏れを指摘した。追徴税額は重加算税も含めて約1億円とみられる。
同社の設立は17年8月で、ビットコインが急騰した時期の直前に当たる。18年5月期の売り上げは約6億円で、数百億円分の仮想通貨が持ち込まれ、換金されたとみられる。