栃木県那須町で2017年3月、登山講習会に参加した高校山岳部の生徒ら8人が死亡し、40人が重軽傷を負った雪崩事故で、県警は2日までに、業務上過失致死傷容疑で講習会責任者だった男性教諭ら3人を近く書類送検する方針を固めた。
捜査関係者への取材で分かった。
雪崩は同月27日午前8時半〜45分ごろ発生。雪をかき分けて進む雪上歩行訓練中だった高校生と引率の教諭らが巻き込まれ、大田原高校の男子生徒7人と男性教諭が死亡した。県警は同月に同校を家宅捜索するなど、捜査を進めていた。
講習会は、県高校体育連盟の登山専門部が開催した。捜査関係者によると、書類送検されるのはいずれも男性教諭で、当時の同部専門委員長だった講習会責任者と、死亡した8人の班を引率した副責任者、別の班を引率した専門委員長の前任者の3人。
2019年3月2日 12時59分
時事通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/16098815/