大阪市阿倍野区のマンションで2010年、元交際相手の比楽あゆみさん=当時(21)=を絞殺したなどとして、殺人罪などに問われた無職河本智旭被告(29)の裁判員裁判の判決で、大阪地裁は26日「『殺して』と言われたことを真意と誤解して殺害した」と認定して嘱託殺人罪を適用し、懲役5年6月(求刑懲役15年)を言い渡した。
比楽さんが殺害を依頼したかどうかが主な争点。検察側は「嘱託はなく、よりを戻すことを拒絶され、殺害の強い動機があった」と主張していた。
香川徹也裁判長は「状況を悲観的に判断し、真意と捉えてもやむを得ない」と、検察側の主張を退けた。
2019/2/26 18:15
共同通信
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