◆ ヒョーゴスラビアが現実に?「兵庫五国連邦」が誕生
兵庫県はこのほど、県名を「兵庫五国連邦」に改称すると発表した。
一つのイメージにまとまりきれない「兵庫県」としてのPRを断念し、但馬、丹波、神戸・阪神(摂津)、播磨、淡路の旧五国から成る連邦国とする−。
といってもウェブ上のみの話。特設サイトを用意し、五国の「あるあるエピソード」を募集。
多彩な魅力がある県として国内外に発信する。
瀬戸内海と日本海に面し、海と山、都市部と過疎地を抱える兵庫県は日本の縮図ともいわれる。
一方で、その多様性から県のイメージがまとまりづらく、インターネット上では、多民族国家の旧ユーゴスラビアになぞらえて「ヒョーゴスラビア連邦」と呼ばれることもある。
県は、この多様性を逆手にとって五国の魅力を前面に打ち出し、「兵庫ブランド」の向上を目指すことを計画。
「U5H」(ユナイテッド・5コク・オブ・ヒョウゴ)プロジェクトと名付けた。
まずは県民自身に県内の他地域の魅力を知ってもらおうと、特設サイトをつくり、「あるあるエピソード」を募集することにした。
「東西南北より海側山側」。
条件反射で山を探してしまう神戸・阪神エリアの住民のあるあるだ。
「祭りの時、仕事してたら怒られました」。
播磨の風物詩ともいえる秋祭りの前では、仕事も不参加の理由にならない。
「神戸ビーフはもとは但馬牛。でも言わない」は、但馬の人の奥ゆかしさを感じさせる。サイトには12日の開設以降、約200件のエピソードが寄せられている。
「連邦長」に就任した井戸敏三知事は「地域のエピソードを知れば、きっと現地にも行きたくなる。兵庫県の歴史や自然を知るきっかけにしてほしい」と強くアピールしている。
五国を擬人化したポスターも制作し、県内の駅や商業施設など約500カ所に順次掲示している。
県広報戦略課は「ふるさとは、それぞれの具体的なエピソードが集まってできるもの。
兵庫の魅力をみんなで再発見して発信力を高めていければ」と投稿を呼びかけている。
■うどん県、おんせん県、蟹取県… 熱帯びる都道府県のプロモーション合戦
都道府県のPR策を巡っては、各自治体が知恵を絞ったプロモーションを展開。
奇抜なキャッチフレーズはネット上でも評判を呼び、認知度向上に効果を上げている。
先鞭をつけたのは、2011年に「うどん県に改名する」という動画を公開した香川県。
出身の俳優要潤さんらを“副知事”に任命し、「面白みがない」と言われた自治体広報のイメージを払しょくした。
大分県は12年に「日本一のおんせん県おおいた」を観光PRのキャッチフレーズに決定。
温泉でシンクロナイズドスイミングをする“シンフロ”の動画が話題を集めた。
カニの水揚げ日本一を誇る鳥取県は「蟹取県」と名乗ると宣言。
ほかにも、県をひとつの大家族に見立てた高知県の「高知家」、人口が集中する東京への対決姿勢を鮮明にした徳島県の「VS東京」宣言など、都道府県のプロモーション合戦が熱を帯びている。
兵庫県広報戦略課は「『兵庫五国連邦』は県民のエピソードを引き出す、あくまで県民主体のプロモーション。
これまでの自治体主体のものとは一線を画している」と他府県との違いを強調。
連邦の“存亡”は県民にかかっている?
(写真)
但馬版の五国連邦ポスター
丹波版の五国連邦ポスター
神戸・阪神版の五国連邦ポスター
播磨版の五国連邦ポスター
淡路版の五国連邦ポスター
神戸新聞NEXT 2019/2/23 12:06
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012090399.shtml
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http://2chb.net/r/newsplus/1550977250/