https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/k10011824851000.html
原発事故のあと一部で運休し、2020年3月までの全面再開を目指しているJR常磐線で、福島県富岡町にある夜ノ森駅の新しい駅舎の完成予想図が公開されました。
震災ニュースピックアップ
JR常磐線は福島第一原発事故の影響で帰還困難区域となっている地域を中心におよそ20キロの区間がいまも不通となっていて、JRは来年3月までの全面再開を目指しています。
この区間にある富岡町の夜ノ森駅では大正10年から使われてきたこれまでの木造の駅舎を解体し、線路をまたぐ橋の上に改札を設けた新しい駅舎の整備を進めていて、その完成予想図が公開されました。
それによりますと、駅の外観にはかつての面影を残そうと、駅舎の特徴だった緑色の三角の屋根が設けられています。また、ホームと改札を結ぶエレベーターも設置されます。
JR東日本水戸支社は「新しくも懐かしさを感じるデザインにしました。富岡町の復興と未来への象徴となる駅を目指します」としています。夜ノ森駅の新しい駅舎はことし春ごろに着工し、1年後の完成を予定しているということです。
閖上に「避難道路」
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、沿岸部からおよそ2キロ先の高速道路に接続する信号のない「避難道路」が開通することになりました。
名取市閖上地区では東日本大震災の津波で700人以上が犠牲になり、沿岸部からの避難経路をいかに確保するかが課題になっています。
こうした中、名取市が「避難道路」として地区の中心部に整備を進めてきた市道「閖上小塚原線」が3月29日に開通することになりました。
この道路は閖上地区の沿岸部と仙台東部道路の名取インターチェンジの間2キロ余りを結び、ほかの道路とは立体交差になっているため信号がないのが特徴です。
閖上地区の沿岸部には、朝市やことし4月にオープン予定の環境省の交流施設など多くの人が集まる施設があり、道路の開通で災害時にはスムーズな避難につながることが期待されています。
名取市の山田司郎市長は「避難の際の交通の動脈ができるだけでなく閖上の交流人口が拡大し、経済効果も期待できる」と期待感を示しました。
![【福島県】帰還困難区域で運休の駅 新しい駅舎の予想図公開。宮城県では信号のない「避難道路」が来月開通 YouTube動画>1本 ->画像>3枚](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/K10011824851_1902221944_1902222015_01_02.jpg)
原発事故のあと一部で運休し、2020年3月までの全面再開を目指しているJR常磐線で、福島県富岡町にある夜ノ森駅の新しい駅舎の完成予想図が公開されました。
震災ニュースピックアップ
JR常磐線は福島第一原発事故の影響で帰還困難区域となっている地域を中心におよそ20キロの区間がいまも不通となっていて、JRは来年3月までの全面再開を目指しています。
この区間にある富岡町の夜ノ森駅では大正10年から使われてきたこれまでの木造の駅舎を解体し、線路をまたぐ橋の上に改札を設けた新しい駅舎の整備を進めていて、その完成予想図が公開されました。
それによりますと、駅の外観にはかつての面影を残そうと、駅舎の特徴だった緑色の三角の屋根が設けられています。また、ホームと改札を結ぶエレベーターも設置されます。
JR東日本水戸支社は「新しくも懐かしさを感じるデザインにしました。富岡町の復興と未来への象徴となる駅を目指します」としています。夜ノ森駅の新しい駅舎はことし春ごろに着工し、1年後の完成を予定しているということです。
![【福島県】帰還困難区域で運休の駅 新しい駅舎の予想図公開。宮城県では信号のない「避難道路」が来月開通 YouTube動画>1本 ->画像>3枚](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/K10011824851_1902221944_1902222015_01_03.jpg)
閖上に「避難道路」
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、沿岸部からおよそ2キロ先の高速道路に接続する信号のない「避難道路」が開通することになりました。
名取市閖上地区では東日本大震災の津波で700人以上が犠牲になり、沿岸部からの避難経路をいかに確保するかが課題になっています。
こうした中、名取市が「避難道路」として地区の中心部に整備を進めてきた市道「閖上小塚原線」が3月29日に開通することになりました。
この道路は閖上地区の沿岸部と仙台東部道路の名取インターチェンジの間2キロ余りを結び、ほかの道路とは立体交差になっているため信号がないのが特徴です。
閖上地区の沿岸部には、朝市やことし4月にオープン予定の環境省の交流施設など多くの人が集まる施設があり、道路の開通で災害時にはスムーズな避難につながることが期待されています。
名取市の山田司郎市長は「避難の際の交通の動脈ができるだけでなく閖上の交流人口が拡大し、経済効果も期待できる」と期待感を示しました。
![【福島県】帰還困難区域で運休の駅 新しい駅舎の予想図公開。宮城県では信号のない「避難道路」が来月開通 YouTube動画>1本 ->画像>3枚](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/K10011824851_1902221944_1902222015_01_04.jpg)