https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190220-00050015-yomidr-sctch
老化によって増える特定のたんぱく質の働きを抑えることで、ショウジョウバエや線虫の寿命を延ばすことに成功したと、
吉森保・大阪大教授(細胞生物学)らのチームが発表した。
このたんぱく質は人にもあり、チームは「健康長寿に生かせる可能性がある」としている。
論文が19日、国際科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
このたんぱく質は、吉森教授らが2009年に発見した「ルビコン」。
細胞内で不要なたんぱく質を再利用する「オートファジー」の作用を抑える働きがある。
チームは今回、ショウジョウバエや線虫の体内では、老化するにつれてルビコンの量が1・5〜2倍に増えることを確認。
それぞれ遺伝子操作でルビコンを作れなくして寿命や健康への影響を調べた。
その結果、ショウジョウバエと線虫は寿命が最大約2割延びた。また、老化による運動機能の低下も防げた。
吉森教授は「人の寿命を延ばせるかはわからないが、ルビコンの働きを抑える薬などがあれば、老後の健康を維持する方法につながるかもしれない」と話している。
福田光則・東北大教授(細胞生物学)の話
「非常に興味深い成果だ。今後は、なぜルビコンがなくなると寿命が延びるかを詳しく解明してほしい」
【オートファジー】
細胞が病気の原因となる不要なたんぱく質などを分解し、栄養になるアミノ酸に変えて再利用するシステムで、
「自食作用」とも呼ばれる。この仕組みを発見した大隅良典・東京工業大栄誉教授は2016年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
別ソース
自食作用低下の仕組み解明=抑制たんぱく質が増加−阪大など
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000115-jij-sctch&pos=5
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http://2chb.net/r/newsplus/1550788317/