岩手県沿岸では海水温が極端に低い状態にあり、県水産技術センターが「異常冷水警報」を発令しています。
そんな中、釜石市内の漁港には冷たい海水に追われたと見られる大量のイワシが押し寄せました。
14日午前10時ころ、釜石市の箱崎漁港です。海面を埋め尽くしているのは大量のカタクチイワシやマイワシです。
多くは死んでおり、地元の漁業者によりますと2、3日前から急に増えだしたということです。
(地元の人)
「カタクチイワシだね。水温の関係で、死んでから波で寄せられて船曳き場など浅いところに上がる」
この大量のイワシについて、県水産技術センターでは「冷たい海水に追われて漁港内に入ってきたとみられる」としています。
岩手県沿岸部には親潮からの冷たい海水が接近し、箱崎漁港が面する大槌湾では水深3メートルから5メートルの場所で
海水温が前の年より6度から7度低い2度台になっています。
この状態が続くと、これから収穫の最盛期を迎える養殖ワカメの生育に影響が出る恐れがあり、
県水産技術センターでは「異常冷水警報」を発令し、管理に注意するよう呼びかけています。
※ソースに動画あります
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190214-00010000-ibciwatev-l03
2/14(木) 19:53配信 IBC岩手放送